内臓脂肪蓄積



内臓脂肪蓄積はメタボリックシンドロームの診断において、もっとも重要視されるファクターであり、
「メタボリックシンドロームの定義と診断基準」においては必須項目です。

内臓脂肪蓄積はメタボリックシンドロームに深い関わりがあり、腹腔内脂肪量が増加すると過栄養による健康障害数が増加することが、国内の臨床研究によって実証されています。

内臓脂肪蓄積のカットオフ値(疾患の有無を決定するための基準値)は、男女とも臍高レベル腹部CTスキャンで腹腔内脂肪面積が100cm2以上となっています。

ウエスト周囲径の基準は、男性85cm、女性90cmに設定されています。


脂質・糖代謝異常を引きおこす危険性

空腹時には中性脂肪(トリグリセライド)は分解されますが、
内臓脂肪が増加していると、分解された遊離脂肪酸とグリセロールという物質が肝臓に流れ込んで脂質・糖代謝異常を引きおこすと考えられています。


心血管病発症の危険性

近年、脂肪細胞から分泌される「アディポサイトカイン」というホルモン様物質が、内臓脂肪の蓄積によって増加し、糖尿病や高血圧、動脈硬化を促進することが、明らかになっています。

さらに、日本で発見された、脂肪細胞から分泌される生理活性物質アディポネクチンと総称される物質がメタボリックシンドロームに重要な関わりがあることが明らかになりました。

アディポネクチンは、本来、動脈硬化を予防する働きをしていますが、内臓脂肪が増加すると逆にアディポネクチンは減少してしまいます。

その結果、インスリン抵抗性(インスリンがうまく働かなくなること)が増えたり、直接血管に作用して動脈硬化を予防できなくなるため、心血管病が発症しやすくなると考えられているのです。

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